―まさにマネジメントがしっかりされているんですね。
はい、そう思います。練習方法もわかりやすく、「相手を倒す」ではなく、「このパンチをこの箇所に的確に当てる」という具体的なアクションを目標に練習をしているんです。そういった目標、テーマを決めて毎日計画的に練習をしています。試合では、練習してきた「このパンチ」が当たれば必ず加点ポイントに繋がるとわかっているので、部員も練習がしやすいのではと思います。
―非常に面白い練習方法ですね。それを踏まえてボクシングの魅力を教えてください。
様々なタイプが居ることです。距離を取るタイプ、ファイタータイプ、いろんなスタイルの選手がいます。ボクシングには個性がありそれが魅力ですね。個性とのぶつかり合いで駆け引きや体の使い方が変わってくる。やりにくさ、やりやすさがあって、そこに戦術がある。まさにチーム力やマネジメント力なども試されるスポーツがと言えます。
―苦手な選手など、相性もありますよね?
その通りです。私の場合は、距離を取ってポイントを稼ぐスタイルなので、パワーが強く距離を潰してくるタイプに如何に勝つかが重要になりますね。普段の練習から対策はしっかりできているので実践に活かせるかが鍵ですね。